かながわフレイルナビ

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かながわフレイルナビとは

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1.「未病」と「フレイル」

神奈川県では、心身の状態を健康と病気の二分論の概念で捉えるのではなく、「健康」と「病気」の間を連続的に変化するものとして捉え、この全ての変化の過程を表す概念を「未病」としています。
日常の生活において、「未病改善」により、心身をより健康な状態に近づけていくことが重要と考え、平成29(2017)年3月29日に「かながわ未病改善宣言」を発表し、健康寿命を延ばすため「未病を改善する」取組を進めています。
この宣言では、2つの理念と重要な3つの取組を掲げ、全ての世代が未病を自分のこととして考え、行動していくよう、ライフステージ(子ども、女性、働く世代、高齢者等)に応じた未病対策を進めています。
フレイル対策に重要な栄養・運動・社会参加は、未病の改善に通じることから、神奈川県では、高齢者の未病対策においてフレイル対策に取り組んでいます。

明確に区別できるものではない

「健康」と「病気」の二分論画像

健康と病気の間を連続的に変化する状態が「未病」

未病のイメージ画像
未病改善の基本となる「食」「運動」「社会参加」3つの取組

2.かながわフレイルナビの開発目的

公益社団法人かながわ福祉サービス振興会では、平成29(2017)年から高齢者の未病対策である「フレイル予防」のために、神奈川県及び東京大学と連携し、市町村が実施するフレイルチェック事業をサポートしています。
フレイルチェックは、住民自らが自分の健康状態を把握するための取り組みで、「住民の、住民による、住民のため」の仕組と言えます。
私達は、フレイルチェックで明らかとなった課題を皆さんと一緒に解決するためのプラットフォームが必要と考え、「かながわフレイルナビ」を開発しました。

集合写真

3.活用に向けて

いつまでも元気で健康でいるためには、フレイルチェックによって明らかとなった課題を自分ごととして行動を起こすことが重要です。バランスの良い食事、適度な運動、仲間との語らいや活動など、フレイル予防のための行動が健康づくりに役立ちます。
このかながわフレイルナビでは、フレイル予防の考え方や市町村の取り組みを紹介するとともに、フレイルサポーターの活動や、フレイル予防のための活動や施設を探せる機能等、様々な情報を提供しています。
是非、かながわフレイルナビを活用して、仲間づくりやフレイル予防に役立ててください。

4.今後の展望

瀬戸理事長

いつまでも健康でいるためには、フレイル予防を実践するとともに、地域での社会貢献活動を継続することがとても重要です。
私達は、フレイルナビの開発と運用をとおして、県民の皆様の健康づくりと福祉の向上に貢献して参ります。

今後、フレイル予防産業の振興にも取り組み、高齢者向けの商品やサービスが拡大するよう努めます。そして、住み慣れた地域で元気な暮らしが実現できるよう、必要な取り組みを推進します。

        

かながわ福祉サービス振興会
理事長 瀬戸 恒彦