お知らせ・イベント情報
【開催報告】令和6年度「フレイル対策セミナー」を実施しました!
フレイル対策の重要性等を多くの県民に啓発することを目的に「フレイル対策セミナー」が開催されました。
当日は59件の同時接続があり、オンラインで多くの方々にご参加いただき、大変盛況なイベントとなりました!
フレイル対策に関する知識を深め、地域の取り組みを共有する貴重な場となり、参加者の皆さまにとっても有意義な時間となったことと思います。
第一部では、東京大学高齢社会総合研究機構の田中先生をお迎えし、「フレイルとは何か?」という基本的な部分から、どのような過程でフレイルが進行するのかについて、実際のデータや研究結果を基にご講演いただきました。フレイル予防がなぜ重要で、いつまでも元気でいるためにはどのように対策を講じるべきか等について改めて学ぶことができ、非常に貴重で有意義な時間となりました。
第二部では、横須賀市、茅ヶ崎市、湯河原町のフレイルサポーターにご登壇いただき、「住民主体によるフレイル対策」について発表いただきました。それぞれの市町村で大切にしている事や市町村ならではの活動の特徴を紹介していただき、力を合わせてフレイル予防に取り組んでいる様子が伝わりました。
第三部では、田中先生と県内3地区のフレイルサポーターによる公開座談会が行われました。
フレイルサポーターとして活動する中で得られた経験や、地域での活動の魅力、住民主体活動を行う上で重要だと思う事等について活発な意見交換が行われました。
座談会で出た意見をいくつかピックアップしてご紹介します。
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◆テーマ1:フレイルサポーターになって良かったことは?
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・フレイルサポーターの中には、体操教室や予防教室に参加している方も多く、地域での繋がりが増えた。
・様々な交流や情報交換の場が生まれたこと。
・色々な人と交流して気づきが増えたこと。
・目標としたい先輩を発見できたこと!
・同世代が多いため、同じ悩みに対して共感してくれる人や、相談・共有できる。
・初めて会った人とも一体感を感じ楽しむことができる。
・今、元気でいられるのもフレイル予防、フレイルチェックに出会えたから。
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◆テーマ2:「住民主体活動」について重要だと思うことや難しいと思うことは?
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・サポーター各自の向き不向きを受け入れて、活動を行うこと。
・練習会で経験をつみ自分のタイミングで挑戦すると抵抗なくチャレンジできる。本番で自信もつく。
・活動のあとに全員で反省会を行い、先輩後輩関係なく意見の摺合せを行うこと。
・サポーターからは医療的な分野で専門的なアドバイスはできないので歯がゆく思うことがある。
・フレイルチェックを受けた方に次の行動を起こしてもらうため、サポーターとしてできる事を考える必要がある。
最後に、当日オンラインでご参加いただいた方の感想をいくつかご紹介いたします。
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・ご登壇の皆さまが一生懸命に取り組んでいらっしゃるのを拝見し、たいへん多くを学ばせていただきました。
・それぞれの地域で皆様が頑張っておられる事を知り、頼もしく思いました。
・最後のまとめで紹介いただきました「かながわフレイルナビ」を活用させて頂きます。
・横浜市でもぜひフレイルサポーターの活動を行いたいです。
・”継続は力なり”どの団体も協力して楽しく続けるための努力をされていて素晴らしいです。
私も認知症カフェを開催してますが、勉強になりました。
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以上、令和6年度フレイル対策セミナー開催報告でした。
第一部「全国における住民主体によるフレイル対策の実践」については、YouTubeで配信中ですので是非ご覧ください。
令和6年度フレイル対策セミナー
第一部「全国における住民主体によるフレイル対策の実践」
講師:東京大学高齢社会総合研究機構 大学院工学系研究科 特任助教 田中 友規
田中先生の資料はコチラから閲覧が可能です↓
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